【スポーツ鍼灸接骨院B-spo】の平田麦(ヒラタ バク)

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スクワットをする前に…

こんにちは!突然ですが、みなさんスクワットしてますか?どれだけ運動をされたことがない方でも筋トレと言ったら「腕立て・腹筋・背筋・スクワット!」…みたいな感じでなんとなくイメージできるのではないかと思います。スクワットはトレーニング業界では『キングオブトレーニング』と称されるほど…王道のトレーニングと言ったらなんと言ってもスクワットなんです。そんなキングオブトレーニングのスクワットですが、動きを分解してみるととってもシンプルで「しゃがむ⇄立つ」の繰り返しです。とてもシンプルが故に、ちゃんとしゃがめて、ちゃんと立てないと成立しないのがスクワットとも言えます。「ちゃんとしゃがむ」とはどの程度のものなのかとも言えますが、・踵を地面につけた状態で膝よりもお尻を下げられるという点を効率の良いスクワットをするための基準としてみましょう。この基準が満たされていないとスクワットの「しゃがむ⇄立つ」の動きに「転ばないように耐える」という余計な動きが加わってしまいます。どうしても踵をつけてしゃがめない場合は板などの段差を踵で踏むことでしゃがんだ体制を取りやすくすることもできますが、自力で踵をつけたまましゃがめることがベストです。【しゃがめない=足首が硬い】と思われがちですが、多くの場合しゃがめないことは柔軟性よりも技術的な問題が原因です。ですので踵をつけてしゃがむことは練習でどうにかなりますのでご安心を!身近なトレーニング「スクワット」を極めたいと思ったら、スクワットをする前にまず「しゃがむ」を見直してみてくださいね。

肉離れをしていてもレースに出るための考え方

おはようございます!院長の平田です。高校生の陸上競技はいよいよインターハイ予選が始まりますね!これからのレースが引退レースになる選手も増えてくるのではないかと思います。今回のブログはタイトルの通り、「肉離れをしていてもレースに出るための考え方」についてです。大前提として、ケガをしている状態で動くことはそもそもお勧めできません。回復が遅れるだけでなく、今抱えている怪我の重症化や新たな怪我のリスクなど、ケガの治療の専門家の判断としてはNGです。とは言っても、さまざまな状況で「リスクを負ってでも、どうしても走りたい!」という思いを持っている選手が大勢いらっしゃるのが実際のところです。B-spoでは、・どうしても試合に間に合わせたい!・完治前だけどどうにかして明日の試合に出たい!そんな選手をこれまでサポートし続けてきました。その中で重要になってくるアプローチの考え方が、“合計点で合格を目指す”です。具体的にいうと、ケガの影響を最小限に抑えつつ、ケガで制限されている要素を他の筋肉や動きの最大値を高めることで補うことでこれまで以上のハイパフォーマンスを目指してできること考えていきます。とてもザックリですが、陸上競技100m選手がハムストリングの肉離れをしてしまったパターンで例えるなら…【通常時】ハムスト50点+大臀筋50点 →100点(ベストパフォーマンス)【肉離れ受傷状態】ハムスト-30点+大臀筋50点→20点(走れない)【肉離れ部位の運動制限アプローチ】ハムスト0点+大臀筋50点→50点(走れるがパフォーマンス↓)【+関係部位の促通】ハムスト0点+大臀筋80点→80点(ベストパフォーマンスではないが戦える)【+全身の促通】ハムスト0点+大臀筋80点+足底機能・体幹機能+30点→110点(受傷前よりもハイパフォーマンス)なんとなくでも、イメージが湧きますでしょうか?これを鍼灸治療や運動療法、スポーツテーピングで形にしていくのが私の得意なことです。このブログで伝えたいこと、それは…どんな状態や状況においてもやりたいことを叶える可能性はあるということです!仮にみなさんが諦めていたとしても、私たちは基本的に諦めません!どうにかしたいことがある選手はとにかくすぐにご相談ください!早く始めるほど可能性は広がりますよ!!

なかなか改善しない『シンスプリント』の考え方

こんにちは!院長の平田です。前回は肉離れについてのお話でしたが、今回はシンスプリントについてです。タイトルにも既に載せていますが、みなさんは「シンスプリント」をご存知でしょうか?「シンスプリント」は日本語だと脛骨過労性骨膜炎といいます。簡単にこのケガについて説明すると、脛の骨の内側の膜が引っ張られすぎてしまって炎症が起こり痛んでしまうケガです。このブログタイトルをみて読み進めてくださった方は、もうシンスプリントについては他サイトで検索済みかと思います。原因や改善方法などについても色々と読みこんだり、動画を見たりして既に実践されているかもしれませんね。今回の内容は、その方法でどうにかなっていないあなたのために書いています!・シンスプリントがなかなか改善しないで困っている・身近な人がシンスプリントで困っているそんな方はぜひ最後まで読んでみてくださいね!【なぜ、シンスプリントは後脛骨筋をほぐしても改善しないのか?】慢性化しているシンスプリントは、後脛骨筋をほぐす・後脛骨筋を鍛えるアプローチをしてもなかなか思うようには改善しません。これらのアプローチで一時の痛みは改善されることもありますが、効果はその場だけで、動いてみたら痛かったというパターンがほとんどです。なぜなら、後脛骨筋の硬さや反応の悪さは脛の内側の痛みを引き起こす要因ではありますが、シンスプリントが持続することにはもっと決定的な問題があるからです。シンスプリントが起こってしまう決定的な問題、それは『接地時の衝撃を上手に処理できていないこと』です。具体的にいうと、・地面との衝突に"一瞬"耐えられる足の構造・衝撃を上手く分散する身のこなしこれら両方が運動強度に対応できるレベルでなくてはなりません。この2つのポイントを改善させていくことが、シンスプリントからの復帰に欠かせないアプローチです。足の構造へのアプローチは、足の裏の3つのアーチ(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)が接地時に機能できる状態を目指していきます。足の裏・ふくらはぎの筋力低下や体重を載せる位置のズレなどによりそれぞれのアーチは崩れてしまっていることが多いです。特に外側縦アーチは本来体重を支えるために大きな役割を果たしていますが、内側縦アーチが崩れたタイミングで脛の内側に痛みが起こるケースが多いためにシンスプリントの場合見落とされがちなポイントです。インソールなどを用いてアーチを保持をすることも有効ですが、B-spoでは足の機能向上のために竹踏みを推奨しています。そして身のこなしへのアプローチですが、これは完全に技術、スキルです。接地した瞬間に、その衝撃をその場に留めることなく推進力に変える身体操作が求められます。つまり、シンスプリントは上手に体を扱えていないから発症するものなのです。私の文章力だと細かく、正確にお伝えするのが難しいのでかなり割愛しますが、体の働くべき部分が働くべきタイミングにサボっていることでシワ寄せを受ける箇所が出てきます。この箇所に負担が蓄積することで、脛であればシンスプリント、膝であればオスグッド…いわゆる”使いすぎ”が原因とされるケガが引き起こされます。上手く体を扱えていない場合、人それぞれその不器用さのタイプが当然違います。ですので、お一人お一人に合わせた治療と改善プログラムに取り組んでいく必要があります。シンスプリントは「よくあるケガ」ではありますが、決して放って置いて良いケガではありません!少しでも早く復帰ができるように、違和感を感じた時点ですぐにB-spoにご相談くださいね!

肉離れに鍼治療を選んでほしい3つの理由

こんにちは!院長の平田です。陸上競技をはじめとして、さまざまな競技がシーズンをスタートさせていますね。そんな中で最近増えているご相談、「肉離れ」についてが今日のブログです。肉離れは筋肉の繊維が切れてしまうことによって起こるもので、切れてしまう加減によって重症度が変わってきます。肉離れの治療では、1、切れた筋繊維の再生を促す2、筋繊維が切れたことで周辺に広がった内出血を回収する3、再び痛めてしまわないように動きを効率化させるこれらのポイントをクリアしていくことが求められます。アプローチの方法は本当に多種多様存在するのですが、B-spoでは鍼治療をお勧めするケースが多いです。タイトルに「3つの理由」と書いていますが、治療のポイントで挙げた3点について、目的に応じた打ち方をすることでしっかりと効果を出すことが可能なことがその理由です!特に1の筋繊維の再生に関しては、しこりを残してしまうと再発の原因になってしまいますので細部まで刺激を加えていく鍼治療をぜひ検討してもらいたいと思っています。もちろん、鍼治療以外の他の選択肢がベストな選択だと判断した場合はさまざまな手段で対応していきます。肉離れでお悩みの際はすぐにB-spoにご相談くださいね!

赤ちゃんの発達支援でやっていること

こんにちは!平田です。前回のブログでは片側だけ足をつけてハイハイをしてしまうケースでのアプローチの考え方についてお話ししました。今回は、もっと根本的に「発達の支援って、なにをやっているのか?」についてお話ししたいと思います。赤ちゃんの発達は一段一段、ステップアップしながらいろいろなことを身に着けていくものだと思われがちです。実際その通りだともいえるのですが、いつもいつもな教科書通り、思ったようなステップを踏んでいけるわけではないのです。ステップを一つ一つ積み上げていくには「必要条件」があるのですが、この必要条件にはほとんど目が向けられることなく、勝手にステップを進んでいくものだと思われがちなのが赤ちゃんの発達です。この必要条件を赤ちゃん一人ひとりに合わせて提示していく作業が私が提供している発達支援です。イメージとしては、高すぎる階段に「細かなハシゴ」をかけたり、「別ルートへの標識」を用意したりするような、さらにはそれらがとっても楽しいもののように飾り付けて...そんな作業を繰り返していきます。目指すべきゴール(例えば自力で歩く)は当事者(赤ちゃん)以外は関わる全員がイメージできているはずです。ですが、絶妙にゴールに到達するための条件がそろっていないのです。そこの部分のプランニングと赤ちゃん目線でモチベーションを高める働きかけを考えていきます。最初は何をしたらいいかイメージを持てないお父さんお母さんも、一緒にサポートに取り組んでいく中でさまざまなアプローチができるようになられています。「どうしたらいいかわからない...」そんな不安を感じたら、まず一度すぐにご相談くださいね。

『片側足付きハイハイ』を整えていくアプローチの考え方

こんにちは!B-spoの平田です。最近の私の休日ですが、娘(9ヶ月)と一緒に市の運営しているプレイルームのようなところへ遊びに行っています。今日はそこで耳に(目に?)したお悩みについてのブログです。子育て中に同じようなことでお悩みのお知り合いの方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらの投稿をご紹介ください!さっそくどんな内容かと言いますと、タイトルの通り『片側足付きハイハイ』についてです。先日、10ヶ月ぐらいの女の子が左側は膝、右側は足の裏を地面につけるようにハイハイをしていました。そして、その子のお母さんがママ友さんに、「片方だけ膝じゃなくて足がついちゃうんだけど、なんでかわからないんだよね…」とお話ししているのを耳にしました。おそらくこのお母さんは既に身近な人や検診等でもこのことについて相談されているのではないかと思います。ただ、このような一種の発達の遅れやズレは「様子をみましょう」と、具体的なアプローチがなされないケースが多いです。様子をみましょうと言われていても、気になることはついついネット調べてしまいますよね。そうすると、どうしても心配になるような情報をみつけてしまい…どうしたらいいのか分からず、不安でいっぱいの気持ちになってしまいます。当院での赤ちゃんのサポートは、・赤ちゃんが動きやすい体の状態をつくる・赤ちゃんの「やりたい!」を引き出すこの2つを軸にアプローチ方法を探っていきます。例えば今回の「片側足付きハイハイ」の場合ですが、ハイハイの動きを分析すると、スムーズに膝を出すには横方向の背骨の動きが必要なことがわかります。もしかして、クネクネとした横方向の背骨の動きが苦手なことが原因なのだとしたら…おむつを変える時やお風呂上がりにクリームを塗ってあげる時に、両足を持って交互にクネクネと背中を動かしてあげることで、苦手な動きにトライしてみるきっかけを掴むことができるかもしれません。赤ちゃんに限らず大人も含めてですが、うまくいかない問題を解決するには『狙いを定めて仮説と検証を繰り返していく作業』が必要です。「そうは言っても、何を試してみたら良いか分からない…」そんな時はぜひ一度ご相談ください。LINEからのご相談も大歓迎です。お問合せ専用LINEはコチラちょっとでもスッキリとしないこと、モヤモヤなことはなんでも教えてくださいね!

成長痛改善を【3つの軸】で考える

こんにちは!B-spoの平田です。今回も成長痛についてのブログです。前回のブログでは、「成長痛は使われすぎ」というお話を書かせてもらいました。今回は、この使われすぎ問題を解決するための考え方についてお話ししたいと思います。ヒトの動きは大きなものから些細なものまで、基本的に「前後」「左右」「捻り」の組み合わせによって行われています。この3つのバランスが崩れると動きに無理が生じ、動きやすいところと動きにくいところが出てきます。多くの場合すぐに痛みや不具合には繋がらないため、効率の悪い動きを繰り返してしまいます。これが「使われすぎ」が生じる仕組みです。「使われすぎ」の状態で痛みや不具合が表出してくるころには、効率の悪い動きのパターンが体にも頭にも染み付いてしまっています。成長痛は痛みの出ている場所の状態以上に、「動かし方のパターン」に問題があるので、一から全身の動きを整えていく必要があります。この時着目するのが動きを構成する3つの運動軸です。成長痛だけではありませんが、痛みや不具合が生じている時には必ずと言って良いほどこの3つの軸のバランスが崩れています。どれだけ休んだとしても崩れた運動軸のバランスは勝手には整いません。逆に言えば、この3つの軸のバランス調整に特化して治療・リハビリ・スポーツテーピングなどを活用していくことで、練習を休むことなく競技に完全復帰することも可能になってきます。「成長痛をどうにかしたい!」そう思われている方はぜひ一度当院にご相談くださいね!

『癇癪』にも、"小児はり"をオススメします!

こんばんは!院長の平田です。前回のブログに続きまして、今回も”小児はり”についてのブログです。今回は"癇癪"の小児はり治療についてご紹介します。小児はりとは主に皮膚に刺さらない鍼やお線香の柔らかな熱などを利用してこどもの状態を整えていく治療法です。"癇癪"…性格の問題じゃない?と思われる方もいらっしゃると思いますが、この問題にもアプローチが可能なのが鍼灸治療(東洋医療)なのです。癇癪をどんな状態だと考えるかというと、受け入れ態勢が整っていなくて、もう一杯一杯な感じなのです。そんなところにストレスが加わるとパンク状態になり、「キーッ!!」となってしまう訳です。(平田解釈のかなり端折ったイメージです。)小児はりの施術では痛くない気持ちの良い刺激を、様々なバリエーションで繰り出していきます。"気持ち良い刺激"と書いてはいますが、これもストレスの一種です。小児はりはこども自身のストレス耐性を気持ち良いままに高めていく治療法なのです。『心地よい状態に体が整っていくことで自然に心も安心できる』ストレスを受け入れられる状態に少しでも近づいていくことで、癇癪の症状も良い変化が期待できます。赤ちゃんのトラブルでお悩みのママさんはとっても多いはずです。「つらいなぁ…」と感じたら、すぐお気軽にご相談くださいね^^

『夜泣き』のお困りは”小児はり”をお勧めします!

こんばんは!院長の平田です。前回のブログに続き、今回も”小児はり”についてのブログです。小児はりで対応させてもらっているお悩みで1番多いのが「夜泣き」に対しての治療です。前回のブログでもご紹介しましたが、小児はりとは主に皮膚に刺さらない鍼やお線香の柔らかな熱などを利用してこどもの状態を整えていく治療法です。みなさんは、夜泣きって一体どこが悪いんだと思いますか?さまざまなケースがあるので一概には言えないのですが、“体と心のバランスが悪い!”というのが、たしかな原因ではあると私は思っています。小児はりの治療では、・体のこわばりや緊張を取り除いて、骨格バランスの偏りを整える・気持ち良い刺激でリラックスざっくり分けるとこの2つの効果を組み合わせながらアプローチしていきます。『心地よい状態に体が整っていくことで自然に心も安心できる』その状態に少しでも近づいていくことで、夜泣きの症状も良い変化が期待できます。「はり」と聞いて痛いんじゃないか、怖いんじゃないかと思われている方もいらっしゃるかと思いますが、小児はりは痛みのない優しい刺激で気持ちの良い治療法なのでご安心ください^^(大人でも刺激に敏感な方や服薬などの関係で針を刺すことができない方にはこちらの方法で治療を行なっています。)赤ちゃんの夜泣きや疳の虫、心の不安定さは「治療をする」というイメージがないかもしれませんが、治療による症状の改善は十分期待できますよ!ママが「つらいなぁ…」と感じるようなことがあればお気軽になんでもご相談くださいね^^