アトピーにお薬以外の選択肢も!

おはようございます!B-spoの平田です^^

毎日様々な方の治療をさせていただいていますが、アトピーの症状を抱えていらっしゃる方の割合は3割強?ほどいらっしゃるのではないかと思います。

アトピーは正式名称は「アトピー性皮膚炎」といい、皮膚の炎症がもとで湿疹やかゆみが生じる病気です。
病気と言っても感染症などとは異なり様々なストレスに対して過剰に反応してしまうことによって起こるもので、人から人にうつったりするものではありません。
アトピーの詳しい仕組みなどについてはわかりやすく説明をしてくださっているサイトがたくさんありますので興味がある方は見てみてくださいね。

ヒトには自分の体を自分で守る仕組みが備わっているのですが、この仕組みは本来自分に害が及ぶようなレベルまでは反応はしません。

様々なストレス(ウイルスや菌、ホコリ、乾燥、日差し、花粉、対人関係…etc)に対して許容範囲までは受け入れていきます。
(なので色々な小さなストレスと共存しているのが普通です)

ところが慌てて反応しなくても良いようなストレスに対しても自分を守ろうとして、いきなりガツっ!と反応してしまうケースがあります。

この反応がアレルギー反応です。

本来人体にとって敵ではない花粉が体内に侵入
慌てて排除しようとしてくしゃみ

みなさんお馴染みの花粉症もざっくりこんなアレルギー反応です。

アトピーの患者さんの特徴としてもアレルギー反応が出やすい方、汗や皮脂などの分泌や外からのストレスに対応する皮膚の機能が低い方ほど発症しやすかったり症状が長期化しやすい傾向にあるといわれています。

アトピー性皮膚炎の湿疹やかゆみは皮膚の炎症により引き起こされるので、症状が出ているときにはとにかく炎症を鎮めてあげることが重要です。


そんな時に大活躍するのがお薬です。

お薬はイメージで言うと火事の現場に現れる消防車。
燃え盛る炎症の炎を勢いよく放水してサッ!と消火してくれます。
ですのでアトピーのつらい症状にお薬は欠かせません。

ですが↑のイメージに沿って言うと、
消防車(お薬)には火事(炎症)を未然に防ぐことはあまり期待できないので必ずまた火事は起こります。
そして放水で水浸しになったお家(皮膚)はどんどん環境が悪くなっていきます。

つまりなにが言いたいかというと…
「困った時のお薬」だけでなく、困らないための未然の策を打っておかなくてはいけないのです。


当院でアトピーの患者さんに行う小児鍼やお灸は、言うならばやさしい刺激で体に【ストレスの予行練習】をさせています。

初めてのことや苦手なことを前にしたら不安だったり、とんでもないことをやらかしてしまったり…

そんな経験みなさん一度ぐらいはありますよね?

こういったことは少し難易度を下げたり(下げなかったり?)して小さなステップでも地味でも成功体験をコツコツ積んでいくことで改善されていきます。

ふたたびイメージでお話しすると、
火事を消火する消防車と同じぐらい、地元消防団の方々の地道な「火の用ー心、パン!パン!」の果たす役割もとっても大きいのです。


そんなイメージでお薬の治療(消防車)にプラスして小児鍼やお灸(火の用心)などを取り入れてみることをおすすめします。

小児鍼で使う針は先の丸まった柔らかい刺激のもので、終始なでなで気持ち良〜い治療ですよ^^

「小児」とついていますが大人の方にも同じように治療を行うこともできますのでご希望の方はお気軽にお声がけくださいね!

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