【足底筋膜炎の治療で見落とされがちなアーチ以外のもう1つのポイント】

こんにちは!B-spoの平田です^^
今日はランナーさんのお悩みでとっても多い、『足底筋膜炎』についてのブログです。

「足底筋膜炎」は市民ランナーの方にとってはお友達だったり、
ご自身が悩まされた経験があったりで身近に感じられる方も多いのではないかと思います。

足底筋膜炎はその名の通り、足の裏の筋肉や腱、それらを包む膜に炎症が生じて痛みを伴うケガです。
走っていて足がつくタイミングだったり地面を蹴ろうとするタイミングで痛んだり、
イスに座ってじっとしていた後に動き出そうとした際の一歩目などに痛みが起こりやすいと言われています。

このケガの原因は、多くの場合足のアーチの低下によるものと言われています。
足底筋膜炎もネットで調べてもらうと詳しく解説しているページがいくつもありますので興味があれば検索してみてくださいね。


足底筋膜炎を考える時、2つの視点で考える必要があります。

1つ目は上述したように足のアーチの問題。
つまり、体重を支える足がきちんと負荷に耐えられるだけの構造・強度を保てているかです。

足は26個の骨で構成されていて、その骨を筋肉や靭帯、皮膚などで支えて形状を保っています。
足に対しての衝撃は歩いている時は体重の2〜3倍、走っている時は5〜7倍かかると言われています。
体重60kgの人だとすると、せいぜい30cmほどのパーツで約420kgの衝撃を支えていることになります。
これってよく考えたらとんでもなく凄くないですか?!

ただし、これもきちんと足の骨の並びや積み方が整っている時の話であって、
この構造がきちんと機能していない方が多いのが事実です。
足の構造の崩れはほぼすべての現代人が抱える深刻な問題だと言えますね。

この問題を改善するために直接的にアプローチをするのが、
インソール(中敷)や、サポーター、テーピングなどです。
これらのツールはご自身にマッチしたものを選んで使用できると劇的な症状の改善が期待できます。


しかし!これだけでは改善しないケースが多いのが足底筋膜炎です。
足底筋膜炎1つ目の視点は自分の体重や衝撃に耐える「足」の問題でした。
そして同時に考えなくてはいけないのが2つ目の視点、
それが「足」に対しての『身体の載せ方』です。
この問題に対してアプローチをしていないことで長い方は何年もの間足底筋膜炎に悩まされ続けているのです。

2つ目の視点についてはイメージがしにくいかもしれませんので車で例えてみます。

タイヤがパンク(足底筋膜炎)してしまった時に、まず直したりチェックするのは
タイヤやホイールなどの直接地面に触れたり衝撃を受ける部分(足)だと思います。
でも何度直しても走るとすぐにパンクしてしまったとしたら…
きっとタイヤやホイール以外に原因がありそうですよね?

もしこの人の車が、
・車軸が歪んでいて4つのタイヤに均等に圧がかかっていない      とか、
・助手席にいつも力士を乗せている     とか…

なんだか、これもパンクの原因になりそうな気がしてきませんか??
2つ目の視点、「身体の載せ方」はこういった問題の探究です。

足の問題だけ頑張っているけどなかなか思うように痛みが改善されない…
そんな方は2つ目の視点でご自身のお悩みを見つめ直してみるといいかもしれませんよ!

ちなみに!
一般的に病院は1つ目の視点で身体の問題が無いかを調査する専門機関であって、
2つ目の視点に関しては基本的にはノータッチです。
病院には病院の専門分野、治療院には治療院の専門分野がありますので
ご自身の希望に合わせて上手に選んで利用してみてくださいね\(^^)/

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